ドミンゴ復帰!

良かった!!
嬉しいニュースです!

「3大テノール」のP・ドミンゴ、大腸がんから復帰


スペインの世界的テノール歌手、プラシド・ドミンゴ氏(69)が12日、病気療養からの復帰に向けた現在の心境を語った。
 ドミンゴ氏は2月の東京公演中に腹痛を訴え、3月にニューヨークの病院で大腸がんの手術を受けて療養していたが、今月16日に予定されているミラノのスカラ座公演から復帰する。
 ドミンゴ氏は記者団に対し「ミラノへの復帰の喜びは非常に大きい。(病気の)恐怖の後にキャリアを続けられるのでなおさらだ。腫瘍(しゅよう)という言葉は聞くのは確かに怖いものだ」と語った。
 ドミンゴ氏は、2008年に死去したイタリアのルチアーノ・パバロッティ氏、昨年に引退を宣言したスペインのホセ・カレーラス氏と並び、世界の3大テノールと呼ばれている。
 ドミンゴ氏が復帰するスカラ座公演のチケットは12─187ユーロ(約1500─2万3000円)で販売されており、すでにほぼ完売状態だという。
4月13日10時26分配信 ロイターhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100413-00000864-reu-ent


今月16日からのスカラ座公演とは、ヴェルディの『シモン・ボッカネグラ(Simon Boccanegra)』ですね。
ドミンゴの役柄は、タイトル・ロールの、シモン・ボッカネグラです。
指揮は、ダニエル・バレンボイム。 先日このブログの「“のだめ”はラン・ラン」の記事に貼り付けた「YouTube動画」で、ラン・ランにピアノの公開レッスンをしている、大ピアニストにして大指揮者である、あのバレンボイムです♪
豪華ですね〜〜〜


スカラ座公式ホームページ『シモン・ボッカネグラ』2010年4月16日〜5月7日




シモン・ボッカネグラ』は、1981年に、スカラ座が初来日した際、観た印象が、今でも強烈です。
よくぞ父は、私をあの公演に連れて行ってくれたものだと、今さらながら感謝したいと思います。
あの時の指揮者は、忘れもしません、クラウディオ・アッバード。 シモン・ボッカネグラは、ピエロ・カップッチルリでした。 そして、その娘役を、ミレッラ・フレーニが歌ってました。
素晴らしい・・・の一言に尽きる上演で、全身に鳥肌が立つような感覚を、なんども覚えました。


思えば、あの時のスカラ座の来日公演は、夢のように豪華でした。
ドミンゴが主演した『オテッロ』の指揮はカルロス・クライバーで、冒頭からビックリさせられっぱなしの、凄まじい感動がありましたし、同じくクライバー指揮の『ラ・ボエーム』も、最高の演奏でした。


こうして書いているだけで、当時のいろいろなことを思い出し、胸がいっぱいになります。



・・・で!
いつものようにYouTubeを探したところ、1995年にメトロポリタン歌劇場で上演された『シモン・ボッカネグラ』の録画映像を発見。
なんとプラシド・ドミンゴは、この時はとってもテノールらしく(笑)ガブリエーレ・アドルノの役を歌ってます。 アメリアを歌うのは、キリ・テ・カナワです。 豪華です〜〜〜

ヴェルディシモン・ボッカネグラ』第1幕




最近のシモン役を歌うドミンゴの画像もありましたが、どれも画像の状態が悪いので、ここに貼るのはやめました。


・・・それにしても、テノール若者役から、バリトンのシモン役へと、一つのオペラ作品の中で、着実に役柄を変化させることのできるドミンゴって、並外れて凄い歌手ですね。 指揮者としてもキャリアを重ねてますし・・・
これからもますますお元気に活躍して頂きたいと、ファンならば誰もが願うところですが、でも、あまり無理はなさらずに、お身体を大切に・・・とも思います。



16日からのスカラ座の公演、気になります。
観にいらっしゃれる方は、本当に幸せです。羨ましい!!!


ヴェルディ/歌劇<シモン・ボッカネグラ> (全曲)シモン・ボッカネグラ*歌劇 [DVD]開演一分前!プラシドドミンゴ4つの物語Placido Domingo And the Royal Opera