『ラ・フォル・ジュルネ』コンサート初日の感想/ボリス・ベレゾフスキー/ブリジット・エンゲラー

ついに今日から、『ラ・フォル・ジュルネ2010』の東京国際フォーラムでの有料コンサートが始まりました。


本日の感想♪


なんと言っても私の印象に一番残ったのは、夜9時半からホールB7で開演した、ボリス・ベレゾフスキーとブリジット・エンゲラーの、ピアノ連弾でした。
いや〜〜本当に素晴らしくて、興奮しました。


連弾の前に、ボリス・ベレゾフスキーさんの独奏があり、まずそのリスト作曲『ピアノソナタロ短調』が、あまりに見事!
ボリュームのある音に圧倒されたかと思うと、夜空の星のように散りばめられる柔らかく輝きのある高音にうっとりし、まさにピアノという楽器を自在に歌わせる演奏に、息をのみました。


ブリジット・エンゲラーさんも登場して、連弾が始まると、これがまたピタリを息が合って、しかも存分に歌って音楽があふれてました。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン熱狂の日」音楽祭2010 ショパンの宇宙】
  5月2日(日)21:30〜22:15 ホールB7(127)
  ピアノ演奏 : ブリジット・エンゲラー / ボリス・ベレゾフスキー


  1.リスト作曲 ピアノ・ソナタロ短調
  2.ショパン作曲 ムーアの民謡風な歌による4手のための変奏曲ニ長調
  3.リスト作曲 ペトラルカのソネット第104番(4手版)
  4.リスト作曲 ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調(4手版)




♪ウタコのコメント♪
2曲目のショパン「ムーアの民謡風な歌による4手のための変奏曲ニ長調」は、「ヴェネツィアの謝肉祭」のメロディーとして御馴染みのメロディーの変奏でした。 ショパンもこれで作曲してたのですね! 初めて聴きました♪ 同行した友人は、若い頃ずっとクラシック・バレエをやっていた人で、「ワタシ、この曲で踊ったことある!」と言ってました。それはパガニーニの作曲でしょうか? けっこういろいろな作曲家が、この旋律で変奏曲を作ってます^^
3曲目のリスト「ペトラルカのソネット第104番」も、連弾で聴くのは初めてでした。独奏曲としては、先月の知人のリサイタルでも聴きましたし、自分でも弾くのを挑戦したことがありますが、連弾用のものもあったのですね! 独奏ピアノとは違い、非常に旋律が厚く感じられ、まったりと甘く、とろけるようでした。演奏者が巧みで情感たっぷりだったこともありますが・・・ 素晴らしかったです。



明日も朝早くから魅力的な演奏会が目白押しです^^
私も、もう寝なければ・・(眠い〜〜zzz)