ローラ・エイキン

今月の6日、10日、15日、20日、23日、30日・・・の6日間、ミラノのスカラ座では、アルバン・ベルク作曲の『ルル(Lulu)』が上演されるのですね。
タイトルロール、ルルを歌い演じるのは、大注目の美貌のソプラノ歌手、ローラ・エイキンです。


観たいんですよね・・・・・・『ルル』
日本ではなかなか上演されないオペラ・・というのもそうですが、私は、このローラ・エイキンの演じるルルを、一度でいいから目にしたいんです。


『ルル』は、並のソプラノ歌手には絶対に演じることの出来ない役です。
まず抜群に歌唱力がなければ歌えません。その上に演技力があることが重要で、かつ、誰が見ても「美人だ!」と思えなければ、ステージが成り立たないです。
そういう天から何もかもを与えられた歌手だけが、この「ルル」を演じてきたわけですが、最近のスカラ座で『ルル』といえば、ローラ・エイキンです。
DVDで観ると、それはセクスィーな美女でいらしゃいます!
しかも、まったくぶれることのない、完璧な歌唱力で、こっちを圧倒してきます。


そんな彼女が、今月は時差7時間のミラノで、歌ってます。
あぁ〜〜〜〜観たいですぅ〜〜〜


今検索したところ、YouTubeに、ローラ演じるルルの一場面がありました。
チューリッヒ歌劇場での公演録画のようです。


アルバン・ベルク『ルル』 ローラ・エイキンのルル




同じくYouTubeには、彼女がスカラ座で、リッカルド・ムーティの指揮で主役を歌った、プーランク作曲の『カルメル派修道女の対話(Dialogues des Carmelites)』の最後の見せ場もアップされてました!
このオペラは、先々月、東京でも藤原歌劇団が上演しましたが、とても残念なことに私は他に用事があり、観に行けませんでした。
これこそ、ホントになかなか上演されないオペラなので、ぜひ行きたかったのですが・・・


プーランクカルメル会修道女の対話ムーティ指揮スカラ座 ローラ・エイキンのブランシュ

この最後のシーン。修道女たち全員の合唱で始まり、次々に処刑されていくので一人また一人と歌い手が減っていきます。そして最後の一人となったところで、群集の中からブランシュが現れ、彼女も殺される・・・という幕切れなのですが・・・
このプーランクの音楽の、圧倒的なことといったら!
そして、さすがはスカラ座の上演です。声の力を、ここまで感じさせてくれるのですから。


ローラ・エイキン、いつか来日してくれるとよいのですが^^


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