マネ、マラルメ、ドビュッシー

昨日も書きましたが、『マネとモダン・パリ展』が近づいてきました♪
マネという画家は、こういった特別展を開催するために作品を集めることが難しい作家の一人なので、今回の展覧会は、実はかなり貴重な機会だと思います。

↑これらは皆オルセー美術館の所蔵作品ですが、よく貸し出してくれたものです。5月26日から国立新美術館で開催される『オルセー美術館展』には、どうやらマネは無いようなので、その分を全部こっちに貸してくれた・・って感じなのでしょうか?
マネの代表作である「草上の昼食」「オランピア」「笛を吹く少年」などまでは、さすがに出してはくれなかったものの、充分満足できるラインナップだと思います。

↑いくらなんでもこれらは来ません("▽"*)


私が個人的に楽しみにしているのは、マラルメの詩集『半獣神の午後』に彼が描いた挿絵原画の展示です。

このマラルメとマネのコラボレーションによる詩集に感銘を受け、ドビュッシーは『牧神の午後への前奏曲』を作曲したのでした。
『牧神の午後への前奏曲』は、20世紀音楽の夜明けとも言われていて、私も彼の作品の中で特に好きな曲の一つです。

一度パリのオペラ座でバレエも観たことがありますが、あれは感動的でした。一生忘れられない思い出です。



ところで、この展覧会でいよいよ開館となる「三菱一号館美術館」そのものにも注目です☆
私は、この建物の昔の姿から、工事中の様子、最近の佇まい・・・と、ずーーっと見てきましたが、これから美術館として、どのような活躍を見せてくれるのか、本当に楽しみです。
ここ20年くらいの間に、丸の内界隈は激変しまして、以前どんな感じだったのか思い出せないくらいなのですが、一つ確実に言えることは、私は今のこの街が相当に気に入っています。こういう変化の仕方は歓迎です^^


ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲


ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲