ヤマハ銀座店

先月26日金曜日にオープンした、新ヤマハ銀座ビルに、今日やっと行きました。


私が生まれたときには、もうそこにあったヤマハ楽器店。
子供の頃、父が「銀座まで行くが一緒に来るか?」と言えば、それは、「ヤマハへ行ってレコードを買うが一緒について来るか?」という意味でした。
私はよくそれにくっついて行っては、父と一緒に沢山のレコードを試聴させてもらい、それがとても楽しかったものです。
ピアノの稽古に熱中して、コンクールでも賞を頂けるようになった私が、それまで家にあった古いアップライト・ピアノにかわり、新しくグランド・ピアノを買って貰ったのも、ヤマハ銀座店の楽器売り場でした。
以来そのピアノは、私と人生を共にしておりまして、今も狭いマンションの一室を堂々占領中♪
思えば私が持っている楽譜も、そのほとんどはヤマハ銀座店で買ったものです。
昔は地下一階が楽譜売り場で、正面の入り口からではなく、その脇から入って、階段を下りたものでした。


こうして、親に手を引かれていた頃からのお馴染みだったビルが取り壊され、ここ数年、離れた場所で仮店舗営業していたヤマハ銀座でしたが、やっと、元の場所に戻ってきました!
しかも、すっかり新しく背の高いビルになり、内装もモダンになりはしましたが、今日訪れてみると、どことなく昔の店と雰囲気は似ており、ちょっとホッとしました。



エスカレーターで二階に上がると、そこはCD・DVD売り場。
先月本格的にメジャー・デビューした少女ピアニスト、小林愛実さんのプロモーションをしていたので、暫しそのDVDに見惚れる私^^;
ショパンスケルツォ第1番を、ここまで立派に演奏するのかぁ〜〜14歳でねぇ〜〜〜と、独り言をブツブツ。
私も中学2年生の頃には、スケルツォの1番と2番は弾きましたが、しかし小林さんのようには、とてもじゃないけど表現できなかったですね・・
そんな私が、ピアノのプロを目指して音大進学せずに、趣味としてここまできたことは、やっぱり正解だったなぁ・・・と、しみじみ店内のDVDを見ながら再確認。


二階の売り場には、CD等のほかに、合唱曲などの楽譜もありました。


さらにエスカレーターで三階に上がると、そこは全面が楽譜売り場です。
ピアノのための楽譜が、特に充実しているように感じました。国内で出版された楽譜は勿論、輸入楽譜も豊富で、見始めると時間を忘れてしまいます。
しかし今日の私は、ピアノ楽譜は何も買わず、何を血迷ったか、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の「 I Dreamed a Dream 」のピースなんか買っちゃいました^^
なんだか歌いたくなっちゃって(笑)

スーザン・ボイルの歌唱


他にも数冊そんな感じの楽譜を買ったところ、2,000円を越えたので、新店舗オープニングのプレミアムとして「ダイアリー・ノート」をいただきました

四階以上へは、もうエスカレーターがないので、エレベーター利用です。
ピアノ売り場に行ってみると、私が持っているのと同じ大きさのグランド・ピアノが展示してありまして、あらためてそのお値段を見て「うわぁー」・・と。
こんなお高いものを、まだ子供だった私に買ってくれたんだな・・・、これからも大切にしなきゃ・・・と、なんだかウルウル。
お父さん、お母さん、アリガトウ〜〜


しかし、いくら狭いマンション暮らしとはいえ、我がピアノはちょっとお気の毒な感じで置かれてまして、下の“空洞”は、ほとんど“物置場”と化してますし、上には“取り入れた洗濯物が山積み”されていることもよくあり、はたして“楽器”として扱われているのか、どうなのか・・・("▽"*)
あぁ〜〜ごめんなさい、わがピアノ!!




・・・・・そんなわけで、帰宅し、夕飯をとってから、早速ウキウキと「今日買ってきた楽譜」を開いた私♪
まずはコレよ〜〜と、「 I Dreamed a Dream 」をピアノで弾き語りして悦に入ってたところ、息子がやってきて、「近所迷惑じゃないの? うるさいよー 音痴だし!」・・・と注意されました(-"-)


確かに・・・ハイ、いくら防音措置はしたとはいえ、夜分遅くに濁声で、でも気分はスーザン・ボイルで歌いまくられたら「騒音公害」ですねーー
でも「音痴」は言いすぎでしょう〜〜
一応私、ずっと合唱部だったんですからねっ!
「いやっ、微妙に音痴ですっ! そういうのが一番イライラするんだよな」・・と、息子も言ってくれます(-"-)




そういえば子供の頃、ピアノの音が煩くて殺人事件・・・なんていうニュースもありましたっけ。
今ではヘッドホンで音を消して弾けるピアノや、完全に防音できるボックスタイプの防音室など、いろいろ販売されてます。
時代は進んでるんですね・・・



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10-02-07 ピアノ発表会 小林愛実の「スケルツォ第1番」動画リンクあり