ボルゲーゼ美術館展

今日の午後、息子と二人で『ボルゲーゼ美術館展』を観に、上野まで行きました。
なぜ息子と行ったかと言いますと、今日と明日が東京都美術館の設定している「親子ふれあいデー」だったからです^^


これはとても素晴らしい企画でして、東京都在住の親子(子供は18歳以下)であれば、親の入場料が半額になるのです♪
かねてから息子は「ボルゲーゼ美術館展には行きたい」と言ってましたし、「同じ行くなら母親の解説付きの方が良い」とちゃっかりなんだか、マザコンなんだか・・・そういう希望もありましたので、ずっと今日という日を狙っておりました(笑)


週末の土曜日で、天気も良く、しかも「親子ふれあいデー」を実施している・・・とあって、さぞかし混雑しているのではないか?・・と恐れつつ行きましたが、これがそうでもなかったですね〜〜
もしかしたら平日の午前中の方が混んでいるかもしれないくらいです。
どの作品も、比較的ゆっくりと見ることができました。


カラヴァッジョの最後の作品『洗礼者聖ヨハネ』にも、久々に再会
カラヴァッジョは、この作品をローマに持参する途中で病に倒れ、亡くなってしまったんですね・・・


作品だけが依頼主の枢機卿のもとに届けられ、ボルゲーゼ美術館の宝となって今日まできましたが、それがなんと今、こうして遠い日本の私たちの前に来てくれている・・・ってことが、なんだか信じられないような奇跡に感じられ、それだけで目頭が熱くなってきます。




そして、20世紀になってから修復され、ラファエッロの作品であることが解明された『一角獣を抱く貴婦人』が、じっくり見れたことも良かったです。
修復前は、肩にショールが着せ掛けられ、聖カタリナの格好をさせられていたので、手には殉教の“刑具”であった車輪が持たされていましたが、実はその下に一角獣が隠れていた・・・という丁寧な説明コーナーもあり、息子が非常に興味を惹かれていました。

  
修復後                  修復前


ボルゲーゼ美術館展の会期は、4月4日(日)までですが、それまでにもう一度「親子ふれあいデー」はありますので、是非お子さんとお出かけ下さい。
保護者が半額になりますので、高校生の息子と入館しても二人で1400円でしたよ^^

詳しくは、東京都美術館のホームページでご確認下さい。
http://www.tobikan.jp/

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