原宿騒然?

私にとって、近いけれど滅多に行かない場所、もしかしたら年に一回も歩かない通り、それが、原宿の「竹下通り」です。
竹下通り入り口付近を通り過ぎることはよくありますが、足を踏み入れることは、まずありません。
理由は単純明快。 
「用が無いから」です^^
そして、「あの人混みが怖いから」です〜〜〜


私のようなオバサンではなく、高校生の息子も、「竹下通り? あんな何も無いトコ、ぜんぜん興味ない」…と一言。
夫に至っては、存在すら認識していないようで(笑)、とにかく我が家にとっては、まるっきり縁が無い場所、いや、積極的に疎遠にしている・・と言ってもよい通りなのです。



そもそもあの辺りは、私が大学生になるよりちょっと前は、普通に静かな住宅も残ってました。
それがバブル景気の頃からどんどん派手にけたたましくなり、現在に至っています。
かつてあの近隣に住んでいた人のほとんどは、今では、どこかもっとマシな場所に逃げ出したことでしょう。


学校の長期休暇中や週末ともなると、とにかく山ほどの若者が、遠方からはるばる原宿に殺到してます。
そして決まりごとのように竹下通りを歩いてます。
凄いです、ホント。
みなさん、とにかく目一杯頑張った「お洒落」をして繰り出してきており、その力の入りようには圧倒されますヨ^^; 
服装・髪型・化粧に、精力の全てを注ぎ込んだ男女がウジャウジャと、まるで「われこそはこの町の主」とでも言いたげな顔で歩いてます。
うちの息子にとっては「何も無い」通りであっても、興味の対象が向く人々にとっては「凄い何かが有る」通りなんでしょうね〜〜
竹下通りって・・・


本日のニュースです。

「AKBがいる」飛び交うデマに原宿騒然

 春休みになったばかりの「若者の街」東京・原宿の竹下通りは、「将棋倒し事故」の情報に騒然となった。将棋倒しの事故はなかったが、何人もの女性が体調不良を訴え、路上に倒れる人も出るなどしたため、救急車も出動した。
 「人込みから『キャー』という声が上がった。何が起きたか分からなかった」現場近くのある商店の従業員は、こう話す。十代をターゲットにしたブランドショップやクレープ店などが立ち並び、若者でにぎわう竹下通り。この日は、春休みになったばかりで特に混雑が激しく、買い物客や観光客でごった返していた。
 「AKBがいる」という声が聞こえ、人が殺到。実際には、こうした事実はなかったが、パニック状態になり、警察などには「将棋倒しが起きた」という通報が相次いだ。現場では、若者がひしめきあい、つまずいて転ぶ人も。しゃがみ込んだ若者の上に、何人もが押されて、折り重なった。「靴がない」「財布がない」といった声が飛び交い、悲鳴や泣き声も上がった。
 付近の店の看板は倒され、花壇は踏み荒らされた。東京消防庁によると、この騒ぎで少なくとも3人が体調不良で搬送されたという。西東京市から来た中学1年の女子生徒(13)は「前から後ろからも押されて、一緒にいた友達が倒された。悲鳴が聞こえて、うずくまって泣いている人もたくさんいた。すごく怖かった」と話した。

3月26日18時38分配信 産経新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100326-00000596-san-soci


怪我をしたり、体調を悪くした人は、本当にお気の毒でした。
怖かったでしょうね・・


ただ竹下通りって、いつそういうことが起こっても不思議じゃないくらい、常に人でごった返してますよね。



そうそう、今思い出しましたが、大学に入学したばかりの頃、地方から出てきた同級生の何人もから、こう聞かれたことがあります。
「ねーねーウタコさん、原宿の竹下通りを歩いたら、絶対に有名人に会えるって本当?」・・・と。
「ウタコって、今まで何人の有名人を見た?」・・・というのも、けっこうあったような(笑)
竹下通りを歩いたら有名人に会える・・・わけないじゃないですか!
東京都心で生まれ育ってるからって、そうそう有名人やタレントを見ませんって!
(私が鈍くて気が付いてないだけかもしれませんけど・・)


思えば、もう30年近くも前から、竹下通りって「特殊な場所」でした。
それが今に至るまで続いていることに、むしろ驚いてしまいます。


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